人がわかるのが差分ならば、 フリーエネルギー は在る

「差分」という語を含む過去記事は56件あります。最初に差分と書いたのは2015年9月でした。

自然が別の次元軸(基軸という)からの投影による映像(M軸という)であって、基軸上に中心が2つある(中心をそれぞれ、という)ならば、人にわかるのは、差分です。その差分は、物と事として現れます。物と事が「差分」であるならば、事の一種であるエネルギーをどれだけ汲みだしても枯れることがない井戸と同じです。言い換えると フリーエネルギー はあり得るということです。

図1

田坂氏の著書のとおり、ゼロ・ポイント・フィールド仮説からしても、 フリーエネルギー は可能と言っていることと合致します。しかし、ホログラム原理と言っている時点で、論点がずれていると感じます。ずれの原因は、遡って考えると相対性理論の解釈にあることは間違いありません。

  • 運動→時間→光速度→相対論(重力・空間・時間を規定)

時間を光速度に置き換えて不変のモノサシとしたことに間違いがあります。結論として、空間などの伸縮を見出したことは正しいのかも知れませんけれども、モノサシとしての光速度がわかるためには、その前に時間がわかっていなければなりません。時間は運動から作ります。運動とは、例えば、太陽と地球の運動による太陽光の地上に作る影の角度です。ですから、時間は角度と同じで、10進数による12の倍数なのです。

自然科学において、時間をパラメーターとして使うことに何ら不都合はありません。しかしながら、相対性理論の全体は循環でした。

図2 運動→時間→光速度→時空→運動

むしろ、用いるべきは、時間より運動の原因である基軸上からの投影角が適切だとの考えです。(図1) 物と事の比率というか、配分は投影角によるからです。

ただし、図1による説明では差分という表現にはなっていません。差分であれば、2つ以上の実体からの投影になるはずです。弧理論では、宇宙の中心は基軸上に2つあります。

図3 基軸上(旧E軸)に中心は2つある(アとワ) 図は弧理論による原子模型を示す

物(陽子・中性子・電子)自体が差分ですから、物を最適に配置すれば、「汲んでも枯れない井戸」として利用可能だということです。残念ながら、その仕組みはまだわかっていません。

わかっているのは運動の相対性が如実に表れている現象を利用すればよいということだけです。それは、単極誘導だということだけは、はっきりしています。それ以上はわかりません。かつて、管理人が実験して確かめた結果、残ったのは、「運動の相対性とは何か」という疑問でした。そして、結果として得た感触があります。

  • 単極誘導の現象は、磁石を構成する原子核と磁石の周囲を運動する電子との相互作用
  • つまり、単極誘導は原子力の一種である。
  • 陽子と電子の相互作用、あるいは中性子と電子の相互作用、または陽子・中性子と電子の相互作用のいずれであるかは不明。
  • 単極誘導に感じる奇妙さ「運動の相対性」の原因は原子や電子の(古典的)大きさに原因があるのではないか。
  • 古典的大きさに原因があると考える理由。→自然が映像だから。
  • 素粒子群は物ではなくて「事」であるため、無関係。量子論の考え方は適用できない。(わかりにくが、自然が映像:動画であり、その内、事が離散的・確率的に現れるのとは関係ない。映像が大事であって、画素にこだわる必要はないということ。)

古典的な原子の大きさと比較して原子核や電子の大きさはとても小さいです。

図4

原子の直径が10-10mほどで、陽子の広がりは10-15mほどとされます。電の大きさは10-16m以下です。原子の大きさからみて陽子・中性子も電子も5桁小さいです。一方で質量に関して言えば、陽子・中性子に比して電子は、約1800分の1ほどしかありません。これまた、古典的に考えると、その作用と反作用は電子の運動に極端に現れるはずです。

要は、陽子・中性子・電子の運動は三体問題に帰結すると考えています。ここから、さらに意味が分からないと思いますが、書きます。

 

研究を始めたころに見つけた発散トーラスは4種類あります。

図5

4種の発散トーラスを組み合わせてできるのが楕円双極です。陽子・中性子・電子のそれぞれが楕円双極を持っていると考えています。つまり、物(陽子・中性子・電子)は、楕円双極の現れだとの考えです。物はだということです。そもそも発散トーラスを組み合わせた楕円双極差分です。

  • 陽子・中性子・電子がそれぞれ持つ楕円双極の組み合わせによる差分について、磁石の(巨視的に)外部に現れた現象が「単極誘導」だろうと考えています。
  • なぜならば、磁石はおおむね原子の向きが揃うことで、(巨視的に)単原子の振る舞いをしていると考えているからです。

単極誘導が原子力の一種で、差分であって、電子の運動の1800倍にもなる現象の現れだとすると、単極誘導の現象において、差分を(外部に)大きくする仕組みを講ずれば、微弱で利用価値のないと思われてきた単極誘導の現象は、電磁気現象の1800倍にもなる運動(電気エネルギー)を取り出すことが可能と考えます。

この考え方は、田坂氏が書いていることと矛盾しません。ただし、現状、「差分を(外部に)大きくする仕組み」がわかっていません。電子にかかる実体は2つあると考えています。

図6

仮に名付けて、陽子はAとG、中性子はBとH、電子はCとIという実体からなります。陽子・中性子・電子のそれぞれに図5に示す発散トーラスを組み合わせた楕円双極を持っています。

問題は反作用ですが、反作用のほとんどをZ軸方向に相殺しているはずです。

図7 XY平面内で回転運動する物は、Z軸方向に基軸は重なる

図の左、XY平面内で回転する物には、基軸がZ軸に重なりますから、作用と反作用は基軸方向に相殺しています。渦(この場合は、磁石を構成する陽子中性子と周囲を運動する電子)を何とかすれば、基軸方向に相殺する反作用を磁石の周囲を運動する電子に被せることができるはずです。

うまく言えませんけれども、そういった仕組みを講ずれば、外部に電子の運動として取り出すことが可能であるはずです。これは、トム・ビーデン博士(トム・ベアデン)の言ったことに等しいです。平たく言えば、雷の1800倍ある現象(回転性電磁エネルギー流)が自室で見られるということです。

10.その後間もなく、ヘビサイドはまた、比較的⼩さな発散性ポインティング成分に加え、あらゆる電池や発電機の端子から放出される巨大な回転性電磁気エネルギー流を発見しました。このヘビサイド回転成分の大きさは、比較的弱いが発散性であるポインティング・エネルギー流成分よりも1兆倍以上も大きいのです!任意の座標系(特殊相対論の状況)において、回転の発散はゼロです。そのため、通常このヘビサイド成分 – 発電機のシャフトを回す単位時間当たりの機械的エネルギー入力の1兆倍以上 – は、何かと相互作用を起こすことも、また外部回路に発散していくこともありません。代わりに、それはただ空間に向かってうなり続け、浪費されます。

「浪費」というのが、基軸方向に相殺してることに同じです。作用と反作用は差分だからです。

 

追記1/31 人にわかるのは物と事です。

  • 数学を含む言葉で言い表せる物と事は、「外のない内」です。
  • 言葉で言い表せる物と事は差分ですから、保存の法則が成り立つのです。
  • 保存の法則とフリーエネルギーが並立する理由です。

 

Follow me!

ブログランキングの応援と広告のクリックをお願いします。 にほんブログ村 科学ブログへ  学問・科学ランキング  

Φ について

2010年より研究しています。
カテゴリー: 解説 タグ: , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA