お金 と時間の類似点について

お金 については、二十年近く前から考えていました。また、時間については、岡潔の存在を知ってから考えてきました。過去記事で言えば、「 お金 」については148件、「時間」については、479件あります。代表的な記事を2つあげます。

いずれも、当時考えていたことでして、次第に考えが深くなっています。時間とは何かを現時点で書き下すと以下です。

  • 時間とは、過行く運動の記憶に基づいて、人が抱く観念である。

時間とは、記憶に基づいた観念ですから、時の現在を含まない過去です。

図1 時間とは、過去の記憶(10進数による12の倍数)に過ぎない

 

さて、お金と時間の類似点について考えます。これまでの考察を踏まえて、できるだけ詳しく行きます。

まず、人の肉体に備わった器官でわかるのは、(運動という。)です。物にはがあり、事にはがあります。岡潔は次のように述べました。

  • 岡潔:は量のかげ

正確には、「数は物の量のかげ」です。言い足りないのが事の質です。

  • 管理人Φ:は事の質のかげ

物の量と事の質は、に置き換えられることを意味します。ここで、岡潔は言いました。

  • 岡潔:自然数の1は決してわからない。

例えば、二進数の一桁の場合を考えます。

  • 1はゼロでない数。
  • ゼロは1でない数。
  • だから、1は決してわからない。

これは、桁が多くても、10進数以外でも同じです。ということで。

  • 言葉は互いに規定しあって成り立つ、繰り返し(循環)であり、ネットワーク。

言葉がネットワークというのは、サイト内を「匙とスプーン」で検索ください。ここで、言葉には、話し言葉書き言葉があります。つまり、言葉には数学を含みます
このネットワークを「外のない内」といいます。岡潔の言葉にあるとおりです。

  • 岡潔:全てを覆っているが、それより外へは決して出ていない。

言い換えますと、「人は物や事を言葉でわかっているのではない」かつ、人の言葉による思考そのものが「外のない内」だということです。
ここに、岡潔が名付けた「第1の心」についての限界があります。面白いことに、数学における「∞」も物理学における「開放系」も「外のない内」だということです。書き言葉である計算そのものも「外のない内」に過ぎません。恐らく、ほとんどの人がわかっていないことです。

 

次に、弧理論の前提があります。一言で言えば、「自然は映像」ということです。

自然は別の次元軸(基軸という)からの投影による映像(M軸という)です。我々のいる物理空間、宇宙、あるいは自然(M軸)は、M軸に直交する基軸(気:キ)上にある実体の投影による映像だとの考えです。次がM軸を二次元平面とした図です。

図2 基軸(旧E軸)上にある実体の投影角によって、映像物と事(運動が現れる

次は、M軸を一次元とした図です。

図3

前提の通りならば、次が言えます。

  • 物と事は一つの実体の異なる面に過ぎない。
  • 物と事は互いに規定しあって成り立つ、繰り返し(循環)である。

ただし、「物と事がわかる」というのは、言葉以前の状態です。言葉以前というのは、次のように言えます。

  • 幼子は、周囲を何となくわかる→物と事が何となくわかる。

当たり前のことながら、幼子は言葉で言えないが、しかし、周囲を何となくわかっているということです。ですから、幼子は言葉以前にわかっている。それが、物と事です。

(何となくわかる)物と事を言葉に直したのですから、言葉が繰り返し循環であるのは必然であることがわかります。自然は映像だからです。

さて、「何となくわかっている物と事について、」物を5つの母音に、事を10の子音に割り当てることで、物と事を意味付けしたのが言葉(ヨソヤコヱ:48音:アワウタ)です。

図4 出展:日本ヲシテ研究所

アワウタは、物の初めである「ア」から事の終わりである「ワ」までのすべてを覆っています。かつ、それより外へは決して出ていません。(外のない内) そして、アワウタを含む世界中のすべての言葉は、過去です。現在を含みません。発した言葉は、既に過去です。何故ならば、運動は過ぎてからしかわからないからです。運動とは事(運動)です。物と事が揃ってからしか言葉にできません。


 

弧理論において、物は陽子・中性子・電子の3種類のみです。事(運動)は以下が考えられます。運動の種類です。

  • 速度、加速度、流速、風速etc
  • 運動量、エネルギー
  • 波、音
  • 波動、電磁波、ソリトン(孤立波)
  • 多数の素粒子、光子etc
  • 圧力、熱、温度
  • 角度、角度から作る時間
  • 記憶、情報、知識
  • お金

ただし、情報を蓄えるには、必ず媒体(物)が必要です。事は物と対になっていますから。

お金は事です。お金の媒体は、金属や紙、あるいは電気的な不揮発性のメモリです。電気的メモリに対応するのは電子です。
興味深いのは、事であるお金は、物との間を橋渡しをします。

  • 例、バナナ一房が約180円

電子の状態(メモリ内部にある)とバナナは異なります。写真1 出展:スーパーの買い物でお得なクレジットカードランキング

 

同じく、である時間は、物との間を橋渡しをします。それは相対性理論にあります。

  • E=mc

の一種であるエネルギー(質量)に転換するとした数式です。この数式については、解釈の間違いがあります。その橋渡しをしているのが時間です。ある科学者の言葉です。

君たちの科学の急速な進歩に対する根本的な障害の一つは、科学者たちが物質とエネルギーのかんたんな同一性をまだ十分に把握していないことだ。地球の最大の思索家の一人であるアルバート・アインシュタイン教授はずっと以前に物質とエネルギーの同一性を量的に表した数式を発表した。この式は数学的には全く正しいのだけれども、誤った結論に達している。つまり、物質はエネルギーに転換するし、その逆にもなるというが、本当は物質もエネルギーも一つの実体の異なる側面に過ぎない。

冒頭から説明した物と事の間にある関係についての説明と同じだとお気づきでしょうか。

さて、お金も時間も「事」です。その”事”が条件付きながら物との橋渡しをするという働きをしています。過去に何度も書きましたが、お金は単なる数に過ぎません。単なる数であるお金が伸縮することによって、多くの人から「物」を奪い取っています

この仕組みを信用創造、あるいは信用収縮(クレジット・クランチ:credit crunch)と言います。この伸縮の内に、実質的な物を収奪する仕組みです。注:この仕組みは資本主義のみならず、共産主義などの他の如何なる主義主張の政治体制、国家であっても等しく働きます。

この仕組みが不明瞭なまま成り立っているのは、「人々が、物と事の区別が付いていない」からに他ありません。かねてより、自然科学は物と事の区別がついていないと書いてきました。自然科学が現状のまま、間違ったままでいると都合がよい連中が存在するということです。それが金融資本家です。昨今、言われるディープステートです。あるいはグローバリストです。また、ネオコンです。彼らにとって、自然科学はこのままの方がよいはずです。

 


時間はというと、ある科学者が言う通り、事の一種である光速度(時間[T]を含む)をパラメーターとして、物と事を橋渡しする役割を担っています。(E=mc) である素粒子群質量を求めているのは、間違いです。時間を使わずに物と事の間の関係を正確に記述するパラメータを見つけること新しい科学への第一歩だと確信します。

音波を質量に換算することなど誰もしません。波の一種である素粒子の質量を求めることなど無意味です。

 

研究を始めた当初から気になっていた一文をご紹介します。ハートの贈り物2017 (現在:https://newearthbuilder.com/)サイト主 narudeko 氏による日本語翻訳文です。物理学者が追い求めたヒッグス粒子についてです。一部を引用します。

この物理学の聖杯探しには、正当な理由もなく、多額のお金がつぎこまれてきました。実際のところ、それは、非常に多くの賢い頭脳を間違った方向に向けさせている、上手に組み立てた誤魔化しのプロェクトなのです。

正当な理由なく、投じられたお金は日本円で2兆円にものぼります。年間維持費は1000億円くらいのようです。どう考えても間違っています。その結果、有能な人材を間違った方向に向けさせた誤魔化しのプロジェクトだと指摘しています。

気になっていた「誤魔化し」の核心が相対性理論にあることは間違いないです。サイト内を「エディントン」で検索すると6件の記事があります。

事の起こりについて、詳しくは「七つの科学事件ファイル―科学論争の顛末 単行本 – H. コリンズ (著)」にあります。

更に興味がある方は、サイト内を「ベアデン」で検索ください。60件の記事があります。

結局のところ、科学の発達に金融資本家が介入してきたのは事実ですし、介入によって、科学が歪められてきました。その結果、理論物理学は抽象へ行き着きました。超ひも理論などは抽象理論に過ぎません。

金融も暗号通貨などの抽象へ行き着きつつあります。あまりの複雑化は、真の発達とは違います。本当の科学は、言葉以前にあります。間違いありません。

時間の代わりになる正確なパラメーターは図3に示した投影角です。物と事を正確に決め得るのは基軸上からの投影角です。時間を角度から作っているという行為は、意味深です。

 

因みに、相対性理論は、「運動→時間→光速度→時間・空間→重力」という説明になりますけれど、光速度がわかるためには、その前に時間がわかっている必要があります。時間は空間にある物の運動から作られていますので、全体が循環になっています。

図5

ですから、時間以外のパラメーターを用いることが解決につながります。「上手に組み立てた誤魔化しのプロェクト」の意味がここにあります。繰り返します。質量とエネルギーについて、時間をパラメーターとして換算するのは間違っています。(GeV/c、MeV/c

時間・空間、重力が質量によって伸縮する? 何に対しての伸縮かというと、空間に絶対不変のモノサシ(光速度約30万km/s:光速度不変の原理という。)を置いて議論したのが相対性理論です。おかしいでしょ。矢張り、M軸に直交した基軸を基準にした方が正しいです。(図2、図3)

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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