宇宙の構造について(自然は映像)
自然を別の次元軸からの投影による映像と考えるならば、 宇宙 は泡構造を持つ渦(回転運動)です。自然は映像との考え方は、ヲシテ文献や仏教などを調べた限りにおいて、妥当のようです。(この記事は、過去の内容の再確認です。)
- 岡潔「大正9年に亡くなった山崎弁栄という上人がありますが、その人は心について大変詳しく云っていますが、その人の云うところによると、本当に実在しているのは心だけである。自然は心があるために映写されている映像にすぎない。そう云ってるんです。」【3】 西洋の唯物主義
弧理論は、自然が基軸からの投影による映像だという仕組みを論じています。我々が居る宇宙をM軸と言います。弧理論の基本は原子模型です。
図1 宇宙の中心は基軸上に2つある
この図はヲシテ文献の定義にあるカミに等しいです。カミの仕組みは以下です。
- アとワはつながり、ウをもたらし、ウよりヒトを生じさせる。
ですから、 宇宙 の最も大きな構造はアワ構造です。ウは物質であり、渦(回転運動)です。これがM軸です。ウの最小単位は、陽子・中性子・電子からなる原子です。これを紡錘図形で表しています。原子は映像としての最小単位です。渦を持つのは、原子から惑星、恒星、銀河系等です。(紡錘図形の詳細はまだよくわかっていません。ざっくりとはわかっています。)
そして、最小単位である原子より小さな領域は、量子論になります。液晶画面で言えば、1つのドットです。画面に映っている最小の映像はオレンジです。
オレンジの形や断面がどのように出来ているかを映像の仕組みから考えます。これが弧理論です。量子論は、最小単位であるドットの性質を調べるに等しいです。
ドットの一つを取り上げて、その仕組みをあれこれ議論してもオレンジとは何の関係もありません。それが量子論であり、素粒子物理学です。
自然科学の問題点
ここで、自然科学が持つ問題点が浮き彫りになります。自然科学には物と事の区別がありません。人がわかるのは物と事です。以下に物と事を列挙します。
物は陽子・中性子・電子の3種類だけで、それには長さと質量があります。
事(運動P)には次があります。
- 速度、加速度、流速、運動量
- エネルギー
- 波、音、波動、孤立波(ソリトン:素粒子)
- 電磁波、光子
- 圧力、熱、温度
- 角度、時間、
- 知識、記憶、情報、統計、確率
- エントロピー
- お金 etc
エネルギーは運動の一種です。時間も運動(角度)から作ります。物には量があり、事には質があります。エネルギーも(波の一種である)素粒子も角度も、そして時間も事の質にかかる数です。
つまり、素粒子論の領域は、物の理ではなくて、事の質を論じているのです。自然科学には物と事の区別がありません。だから、素粒子論は自然科学者にとって迷路です。なぜならば、事の質の複雑さには際限がないからです。複雑な事の質を抽象と言います。
図2 出典:自然界の階層(ミクロとマクロをつなぐ)
素粒子の質量は(GeV/c2)で表されます。光速度cがわかるためには、その前に時間がわかっている必要があります。しかし、時間は空間にある物質、あるいは物体の運動から作ります。これは相対論にある循環です。
- 運動→時間→光速度(一定)→相対論(時間・空間)
- ↑————————————————————┘
参考記事
- 2023年7月25日 改めて、 自然科学 の問題点(文明の危機)
つまり、物理量として光速度cを含む値は物の量にかかる数ではありません。事にかかる数です。
- プランクの長さ
- プランクの時間
- プランクの質量
図3 長さのスケールの図
では、何故、10-35mが長さを表していないのか説明します。自然は映像です。
図4 物と事は一つの実体の異なる面に過ぎない
ですから、事(運動P)が最大ならば、M軸において物は次元を失います。つまり、質量はわからないのです。物に次元がないのですから、長さも質量もありません。この特徴は加速度的に膨張する宇宙の半径においても同じです。わかるのは事の質のみです。
ですから、1ドットの性質を云々していても、その理論の全体は抽象ですから、科学者の頭の中に存在しているに過ぎません。重ねて言います。素粒子は波の一種で事です。理論と実験が一致していてもです。その先には何もありません。超超巨大加速器が建造され、実験の結果、極端に多くの素粒子群が観測されたとしても、それらをカバーする理論は超絶複雑にならざるを得ません。物質粒子は12種類に分類されていますけれども、図4に示す投影角が浅くなれば、より多数の素粒子群が観測されるようになると考えられます。
合わせての問題として、自然科学において、空間は簡単な模型であって自然そのものではありません。空間は自明ではありません。映像の結果、人に空間がわかるのです。その仕組みはこの記事では省略します。
自然科学の全体を見渡して、最大の問題は以下です。
- 物と事の区別がない
- 時間は量ではない
- 光速度不変の原理
光速度不変の原理が成り立たねば、自然科学は崩壊します。光速度は本当に入れ物たる空間に対して不変なのでしょうか。
君たちの科学の急速な進歩に対する根本的な障害の一つは、科学者たちが物質とエネルギーのかんたんな同一性をまだ十分に把握していないことだ。地球の最大の思索家の一人であるアルバート・アインシュタイン教授はずっと以前に物質とエネルギーの同一性を量的に表した数式を発表した。この式は数学的には全く正しいのだけれども、誤った結論に達している。つまり、物質はエネルギーに転換するし、その逆にもなるというが、本当は物質もエネルギーも一つの実体の異なる側面に過ぎない。
物(物質)と事(エネルギー)は一つの実体の異なる側面に過ぎません。アインシュタインはなぜ、モノサシに光速度を置いたのでしょうか。謎です。適切なモノサシとして、M軸に直交する基軸にすれば良いはずです。
写真 宇宙を風船に見立てて、光速度は宇宙の膨張に対して不変とした
根拠は、光を伝える媒体(エーテル)が存在しないからと言います。いわゆるマイケルソン・モーリーの実験(1887年)です。この説明は後付けで、特殊相対性理論は1905年発表です。(七つの科学事件ファイル―科学論争の顛末 1997/2/1 H. コリンズ (著), T. ピンチ (著), Harry Collins (原名), Trevor Pinch (原名), 福岡 伸一 (翻訳))
弧理論では、宇宙の構造も原子の構造も映像の仕組みとして、直につながっています。自然科学は、小さな領域から超巨大な構造までをつなぐことはできません。「(観測で)わかる」のは物の量と事の質ですから、最初に物と事を区別した(科学の)体系を持たねば、何も始まりません。大統一理論などありません。できれば、図3を印刷して、図4と見比べながら考えてみて下さい。
日本語は最初から優れた構造を持っている
余談ながら、日本語の起源である大和言葉の大元は、ヨソヤコヱ:48音韻になります。
図5 出典:日本ヲシテ研究所
これを七五調に詠んでアワウタといいます。このアワウタは、物を5つの母音に当て、事を10の子音に当てています。日本語は最初から物と事を区別している言語です。このような言語は他にありません。
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