前回の記事の補足です。弧理論ではヒトの心を基軸に求めます。基軸は気軸とも言います。
- ヒト=タマ+シヰ+ウ
タマは心の本体です。シヰは生命維持の欲求です。強いるのシヰです。ウは渦であり、物(物質)です。ウをM軸(物質面、物質軸、物質的自然)とも言います。
- 大宇宙の中心であるアとワはつながり、ウをもたらし、ウよりヒトを生じさせます。ですから、ヒトハアノモノです。
これをカミの仕組みと言います。図にすると次です。
図1 カミの仕組み(弧理論による原子模型)
ヒトがわかるのは物と事です。最初に「気(キ)付く」があります。何に気付くのかというと「物がわかり、事がわかる」のです。物と事がわかり、それから言葉で言えます。
物と事は、基軸上にある実体の異なる面に過ぎません。ただし、物(陽子・中性子・電子)にはそれぞれ2つの実体があります。
図2 基軸(旧E軸)上にある実体A、B、CとG、H、I
ヒトは心の働きによって、本当にわかる(気付く)のは実体です。その実体の差分が物(陽子・中性子・電子)です。それぞれの投影角の違いによって、それぞれに応じた事(運動P)が現れます。ですから、物と事は実体の異なる面に過ぎません。
図3
物の動き(運動P)がわかるのは、過ぎてからしかわかりません。ですから、事は過去です。現在を含みません。時間は運動から作りますので、過去です。
大宇宙の中心、アとワの境界にウとして、物と事が現れて、それがヒトにわかります。ヒトは物と事がわかるから、空間がわかります。これを境界空間と言います。模型を示します。
gif1 境界面に泡が現れる
gif2 境界面での渦
模型に示すように、泡がわかり渦がわかるのは、水と油の存在があるからです。そもそも境界面は存在しません。つまり、水と油が図1に示すアとワにあたります。境界面が空間です。
- 実体がわかり
- 物がわかり
- 事(運動P)がわかる (動きがわかる)
- だから、存在しない空間がわかる
最初に実体がなければ、差分としての物と事は無いし、すべては存在しません。実体はアとワから来ています。ですから、ヒトハアノモノなのです。
ついでながら、物と事が揃って、初めて言葉にできます。つまり、言葉は過去です。現在を含みません。
図4 現在「物がわかる」 過去「事がわかる:動きがわかる」 物と事が揃って、言葉で言える。言葉は過去
上記の説明は、山崎弁栄上人の言葉と合致します。
- 「自然は心があるために映写される映像に過ぎない。」に等しい。【3】西洋の唯物主義
追記 前回の記事において、天文学者が遠くの宇宙にある銀河系等の距離と大きさ、質量を求めることについて、どうも胡散臭いです。
- 2019年1月11日 どうもE=mc^2は間違っている エネルギー について
目をつむってリコーダーの音を聞いた場合、リコーダーの音が聞こえる大体の距離と方向はわかりますが、リコーダーの大きさと重さはわかりません。音に質量はありません。注1)
同様に、宇宙線や電波を使って、銀河系の質量を求めるのはどうも違うように思います。上の記事で言いたかったのは、質量を求めるに光速度cが入っていることでした。光速度がわかる前に時間がわかっている必要があります。時間は運動から作ります。運動は物の量ではなくて事の質です。
事の質である時間を使って(何かの)物の量を計算するのは間違いです。
リコーダーの音は疎密波ですし、電磁波も波です。伝わってきた波から元のリコーダーや銀河系の重さ、あるいは質量を求めるのは、どう見ても正しいと思えません。実際のところ、相対性理論のE=mc2注2)は本当に罪です。
注1)リコーダーの音だと思っていても、実はスピーカーからの音かも知れません。リコーダーの大きさや重さとスピーカーのそれとは、当然のこと違います。音をマイクで拾ってリコーダーの質量を求める方法をご存じの方は、コメントをお願いします。
注2)数式が一見正しいのは本当です。何故なら、理論の全体は循環であるところを、光速度が一定だとして、その循環を断ち切ったため、ある程度本当だと思える答えを導いているからです。
図5 ※→運動→時間→光速度→空間→物質→※
- 物質(物)はエネルギー(事)に転換するし、逆にも転換する
一見正しいようですが、間違いです。物と事は実体の異なる面に過ぎません。物がわかるは現在で、事がわかるは過去です。上の解釈は間違いです。現在は過去に転換しませんし、過去は現在に転換もしません。
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