日本国史学会の講演で、田中英道氏は、「 日本人は神を信じない 」と述べています。
動画1 田中英道「言語でわかる、古代ユダヤ人の日本同化論」日本国史学会第100回連続講演会 連続講義 令和6年1月13日 日本経済大学(2024/01/13)
「日本には、神という概念がない。人が神である。絶対的創造神という概念がない。」と言います。そして、「日本人は自然」を信じていて、それを自然道だと言います。
過去記事に、漢字の「神しん」とヲシテ文献にあるカミとの違い、並びに仏教のBudhha、如来とを比較しています。
- 2023年9月28日 ヲシテ文献にある「カミ」と 神 の違い
- 2023年10月31日 「 神 」は如来の内
- 2023年11月15日 神 は如来の内にあり、神は人々に価値を押しつける
渡来人は幾度も日本にやって来ました。漢字が日本に渡ってきたとき、漢字の神しんに最も近いのは、カミであるから、神しんをカミと読むようになったのだろうと考えます。
しかし、その中身は全く異なるものです。ヲシテにあるカミには、超自然的な絶対的創造神というものは含まれていません。
この神しんにより、カミが乗っ取られるようになった時期は、神武天皇の頃よりと考えられます。
図1 カミノヨから初代人皇タケヒト(ヒトノヨ)へ
文字通り、カミの世から、人間の世(神しんの世)へ移り変わったのは、初代人皇タケヒト(神武天皇)あたりからです。つまり、カミの世とは、神話の世界という意味ではなくて、精神性が高い世界だったという意味です。
ヲシテ文献にあるカミとは、自然が出来る仕組みを言います。それはカミの仕組みです。カミとは次です。
- つながり、もたらし、生じさせる
このカミの仕組みを解説されたのは、日本ヲシテ研究所の池田満氏です。氏はブログにて、ヲシテ文献にあるカミが神しんに置き換えられてしまったことを嘆いておられます。
それでも、少数ながら田中英道先生のような方がこの事実に気づかれたのですから、希望が持てます。 因みに、現代におけるシャーマニズムの象徴はお金です。お金は現代の形代です。
写真1 形代
そう言えば、田中秀道氏は動画の中程(30:00~)で、『「お祓い」はユダヤ語から来ている。」と解説され、「原罪をお祓いによって消せる。」と述べています。
管理人は、この言葉に大変驚きました。実は、過去に読んだ本には、次のようにあったからです。概要です。
- 部落差別
- 同和問題1969年~
- 時限立法:同和対策事業
- 地区改良事業
- 地域改善事業
部落差別の根幹にケガレ思想(穢れ)があり、その象徴として、穢多頭(えたがしら)の弾左衛門という存在が本に書かれていたからです。
つまり、お祓いとケガレは、対となっている訳です。そのケガレが何処から出てきたのかがわからず、ずっとモヤモヤしていました。それが今、田中秀道先生のお話で、カゲレの起源の一つに原罪があると言うのですから、少しすっきりしました。
- ケガレという迷信によって差別される不条理
- 原罪 対 罰
- 原罪→ケガレ 対 お祓い
渡来ユダヤ人は、原罪をケガレとし、お祓いによって、拭い去るということであれば、理屈は通ります。それが形代だというのならば、合点がいきます。
そして、現代の形代がお金であるというのは、当然至極だとわかります。これで、ほぼほぼスッキリです。
サイト内を「形代」で検索すると18件の記事があります。
- 2015年11月13日 現代は シャーマニズ ム全盛である
- 2015年11月13日 教育とは、支配者に都合のよい人物を選び出すシステム
ならば、原罪とお金はつながっていることになります。(ローマ教皇レオ10世、贖宥状(免罪符)を販売)
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