佐川美術館において、 エッシャー 展が開催されているので行ってきました。
- 美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ エッシャー 不思議のヒミツ 開催期間:2023年12月14日(木)~2024年2月25日(日) クリップ数:11 件
- 佐川美術館
面白い趣向の展示です。自分を球体に映しているという展示です。スマホで撮りました。
鏡の部屋:誰もが「三面鏡」で一度はやってみた経験がおありでしょう。
管理人が思い浮かべるのは、四六のガマ、筑波山ガマの油売り口上です。
さてしからば、此の蝦蟇から 此の蝦蟇の油を採るにはどういうふうにするかって 言いますと、
先ずは ノコタリノコタリ急ぎ足、木の根・草の根 踏みしめまして、山中深く分け入り、捕らえ来ましたる この蝦蟇をば、四面に鏡を張り、その下に金網、鉄板を敷く。
その鏡張りの箱の中に、この蝦蟇を追い込む。
サア 追い込まれたガンマ先生、己の醜みにくい姿が 四方の鏡にバッチリと写るからたまらない。
我こそは今業平と思いきや、鏡に写る己の姿の醜さに、ガンマ先生、ビックリ仰天いたしまして、御体ぎょたいから油汗をば、
ダラーリ、ダラーリ、ダラーリと流しまする。その流しましたる油汗をば、下の金網から ぐぐっと抄すき取り集めまして、
と続きます。
話を戻します。
若い頃からの版画など、100点くらいありました。エッシャーは、歳を重ねるにつれて、平面を分割することに興味を持ち、やがて、空間を分割して、それを平面に落としこむことに挑戦しています。非常に丁寧です。凄いです。
興味深かったのは、金属で作った12面体でした。近い写真を挙げます。現物は5~6cm位で、小さいものです。エッシャーは、これを気に入っていたようです。
写真1 出展:多面体モデル Polyhedron Model
他にも、バターの缶やピンク・フロイドのアルバム・ジャケットなどを手がけていたようです。興味深いです。
それでも、彼らにとって、平面や空間は自明だとの扱いです。正則分割という繰り返しに興味を持つのは凄いですけれど、それらが現れる仕組み自体に興味が移るともっと面白いのにと感じました。
昼にめんたいパークで食事しました。
多くの家族連れで賑わっていました。
少し買いすぎましたけれど、美味しかったです。
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