ケガレ とは何か？　お祓い　田中英道「彼らは原罪を日本で消すことが出来る」　ユダヤ人差別とお金

かねてより、 ケガレ （穢れ）とは何かを疑問に思っていました。田中英道氏の動画で余計にわからなくなりました。

動画１　田中英道「言語でわかる、古代ユダヤ人の日本同化論」日本国史学会第100回連続講演会 連続講義 令和6年1月13日 日本経済大学(2024/01/13)

３３分から「祓い」についてです。

日本にやってきたユダヤ人たちは、「原罪を日本で消すことが出来る」として、それが神道における「祓い」として残っていると言います。

田中英道氏の言うとおりならば、次のような対比になります。

1. 原罪　と　罰
2. 原罪　と　祓い

罰が祓いに置き換えられるということです。

日本にやってきたユダヤ人たちは、原罪を祓いによって消せる訳です。

管理人の知る限り、祓いはケガレと対になっているはずです。

• ケガレ　と　お祓い

が、それではケガレをどう捉えればよいのかわかりません。神道において、ケガレを祓う象徴が形代です。

写真１　形代_かたしろ

 

ケガレ（穢れ）で検索すると候補に「穢れ　禊ぎ」が出てきます。wikiの禊祓から。

ミソギ（禊）はおもに神事に仕える者がケガレ（穢）に接してしまった場合、ハラエ（祓）は一般に天つ罪・国つ罪を犯してケガレ（穢）の原因を生み出してしまった者に対して行われるものである。

のちに天皇自らが禊を受ける事によって国全体のケガレ（穢）を払うという大祓の神事が成立することとなった。

神事に仕える者に対する祓いがミソギ（禊ぎ）ですけれど、一般に「天つ罪・国つ罪を犯してケガレ（穢）の原因を生み出してしまった者に対して行われる」のがハラエ（祓い）だと言います。興味深いです。ケガレ（穢れ）に対する行為は、２つに分けられるといいます。

• 神事に仕える者にはミソギ（禊ぎ）
• 一般にはハラエ（祓い）

ミソギは無視してよいとして、「ケガレと祓い」の問題は残ります。wikiに示される穢れの内容は多岐にわたります。注目する部分を引用します。

「穢れ」に対立する概念は「清浄」または「神聖」であるが、穢れと神聖はどちらもタブーとして遠ざけられる対象であり、タブーであることだけが強調されて、必ずしも厳密に区別できないこともある。例えばユダヤ教では動物の血は食に関する限り「不浄な生き物」と同様に忌まれるものであるが、これはユダヤ教において「血は命であるから食べてはならない」（申命記）と説明される神聖なものであることに起因するものであり、決して穢れたものであるからではない。

類似語でユダヤ教/キリスト教では罪という言葉で聖書に表されているが、『アダムの犯した罪』が人の原罪である。

• ケガレ　対　清浄、神聖

興味深いですし、ここでもユダヤ教／キリスト教の原罪が出てきます。つまり、原罪とケガレの間には近いものがあるということになります。

 

ケガレと差別は関係があります。管理人の知る限り、日本における部落差別にはケガレと関係があります。弾左衛門には、「江戸時代の被差別民であった穢多・非人身分の頭領」とあります。

人の名前でありますが、同時に役職を示しています。管理人がケガレを知ったのは弾左衛門の存在を知ったからです。

何となく、ケガレと原罪の関係がわかりましたけれど、もう一つ疑問があります。写真１に示した形代です。

この形代は信仰の表れですが、もう一つ現代最強の形代があります。それはお金です。管理人が最も問題としているお金の制度の起源に原罪があるらしいことがわかります。

• お金は、原罪（ケガレ）を祓う形代

現代における形代はお金です。サイト内を形代で検索ください。最近、お金は免罪符（贖宥状）と関係があることを知りました。

ユダヤ人差別とお金という実に奇妙な関係が浮かび上がります。

 

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