自作 レーザー彫刻機 Laser Engraver(MKS DLC32+TS35)にFluidNCを入れた メモ 

先般、自作した レーザー彫刻機 について、wifi接続にしたくてあれこれ試していました。

FluidNC というソフトがMakerBAse MKS DLC32 V2.1に使えるとの動画がありましたので、これを参考にインストールしました。

動画 FluidNC on MakerBAse MKS DLC32 V2.1

  1. https://github.com/bdring/FluidNC
  2. FluidNC-main.zip(不要)

動画で解説の通り操作します。

ボードをUSBケーブルに接続します。1.よりダウンロードしたfluidnc-v3.7.16-win64.zip(v3.7.16)を解凍し、install-wifi.batを実行しますとターミナルが立ち上がります。

図1

解説では、MKS DLC32 V2.1ボードを書き込みモードにする必要があるように説明していますが、ジャンパーせずとも書き込めました。

次に、2.をダウンロードして解凍します

1.の中にあるfluidterm.batを実行します。ターミナルが立ち上がります。Ctrl-Uを押して、2.の中にあるMKS_DLC32_21_XYZ.yamlをアップロードします。

ところが、fluidnc-v3.7.16-win64.zip(v3.7.16)にあるHOWTO-INSTALL.txtによれば、2.のyamlファイルは使わずにindex.html.gzをアップロードすればよいとありました。

図2 index.html.gzは、fluidnc-v3.7.16-win64のwifiディレクトリにある

以下は、ターミナルから吐き出されたテキストです。


[MSG:RST]
[MSG:INFO: FluidNC v3.7.16 https://github.com/bdring/FluidNC]
[MSG:INFO: Compiled with ESP32 SDK:v4.4.4]
[MSG:INFO: Local filesystem type is spiffs]
[MSG:WARN: Cannot open configuration file:config.yaml]
[MSG:INFO: Using default configuration]
[MSG:INFO: Axes: using defaults]
[MSG:INFO: Machine Default (Test Drive)]
[MSG:INFO: Board None]
[MSG:INFO: Stepping:RMT Pulse:4us Dsbl Delay:0us Dir Delay:0us Idle Delay:255ms]
[MSG:INFO: Axis count 3]
[MSG:INFO: Axis X (-1000.000,0.000)]
[MSG:INFO: Motor0]
[MSG:INFO: Axis Y (-1000.000,0.000)]
[MSG:INFO: Motor0]
[MSG:INFO: Axis Z (-1000.000,0.000)]
[MSG:INFO: Motor0]
[MSG:INFO: Kinematic system: Cartesian]
[MSG:INFO: Using spindle NoSpindle]
[MSG:INFO: STA SSID is not set]
[MSG:INFO: AP SSID FluidNC IP 192.168.0.1 mask 255.255.255.0 channel 1]
[MSG:INFO: AP started]
[MSG:INFO: WiFi on]
[MSG:INFO: Captive Portal Started]
[MSG:INFO: HTTP started on port 80]
[MSG:INFO: Telnet started on port 23]


USBケーブルを外してリセットしますと、ブラウザからwifiが使えるようになります。ただし、初期設定では「AP SSID FluidNC IP 192.168.0.1 mask 255.255.255.0 channel 1]」となっていますので、タブレットやスマホから 192.168.0.xにつなげることができます。

図3 スクリーンショットがないので参考

図3の中央のFluidNCタブからローカルIPとパスを変更すればOK。

図4 スクリーンショットがないので参考

ただ、残念なのは、タッチパネル(MKS TS35-R)が無効になってしまいます。

参考記事。

追記 ローカルIPに変更後、調べてみたら定義ファイル(.yaml)が必要とのこと。このままでは動きません。

図5

上記2.でダウンロードした中に.yamlファイルの場所の説明がありました。

該当するyamlファイルは「MKS_DLC32_v21_laser.yaml」のようです。アップロードして再起動しましたが、動きません。内容を検討する必要があります

 

さらに追記 動画の通り(ブラウザから)コマンドを打って、.yamlファイルを変更しました。

$I
[VER:3.7 FluidNC v3.7.16:]
[OPT:PHS]
[MSG:Machine: Default (Test Drive)]
[MSG:Mode=STA:SSID=Buffalo-G-9988:Status=Connected:IP=192.168.11.27:MAC=FC-B4-67-86-B1-54]
ok

.yamlファイルはデフォルトのままなので、

前・・・・$Config/Filename=config.yaml

後・・・・$Config/Filename=MKS_DLC32_v21_laser.yaml

これで無事に動きました。ただ、ステッピングモーターの回転方向が逆であったり、エンドストップSWの取り付けが必要です。

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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