ファラデーの発見した 単極誘導 は、右回転と左回転に差があるはず

この話は、昔の記事の焼き直しですし、よくわからないまま書いています。

マイケル・ファラデーによって、 単極誘導 の現象は発見されました。

  • 1821年  単極誘導 電動機が考案された(モーター)
  • 1831年  単極誘導 発電機が考案された(発電機)

通常、発電機に電流を流すとモーターになります。その意味でモーターと発電機は対称です。単極誘導において、2つの現象(モーターと発電機)にがあるのではないかという考えです。

弧理論での考え方

  1. 大宇宙の中心は2つある(アとワと言う。)
  2. 人がわかるのは物と事(動き)
  3. 物と事はアとワからの差分
  4. どういった理由かわからないが、アとワは微妙に異なる
  5. つまり、ア=-ワではなく、ア≒-ワ

図1 弧理論による原子模型 基軸とM軸は直交ではない

仮に、ア=-ワならば、宇宙は変化がなく平坦であったはずで、原子は恐らく、質量の等しい陽子と電子のみ、あるいは質量の等しい2種類の中性子のみの宇宙になっていたと考えられます。

つまり、アとワには、わずかに違い(ア≒-ワ)があるから、自然界は複雑で、かつ対称性があるにもかかわらず、微妙に対称ではない部分があります。

例えば、人の臓器において、目や耳、手足は左右対称ですが、心臓、肝臓、胃や大腸、小腸は非対称です。そもそも、人は男女の違いがあります。

 

現象は境界の差分という考え方

同様に単極誘導にも非対称な部分があるのではないかと考えます。まず、差分であるという考え方を模型で示します。

gif1

青く着色した水と灯油を容器に入れた模型です。

  • 岡潔「空間は量的質的にありません。」

境界面は量的にも質的にもありません。存在しない面がわかるのは、水と灯油があるとわかるからです。この模型の次元を一つ上げたのが空間です。弧理論では、図1のとおり、アとワの境界面がM軸(物質的自然、物理空間)という訳です。

 

余談です。上の模型において、泡は2種類考えられます。1.水の領域にできる灯油の泡と2.灯油の領域に出来る水の泡の2種類です。ところが、ご覧の通り1.の泡が圧倒的に多いです。たぶん、水と灯油の粘性と表面張力の違いによるのではないかと考えます。この泡の違いは、宇宙に反粒子がほとんど存在しない理由に似ていると感じます。

 

原子模型

話を戻して、模型の泡は水と灯油の差分だとの考えです。あらゆる物(陽子・中性子・電子)と事(動き:回転運動)は、図1に示したアとワの差分だということです。

図2 M軸に直交して基軸(旧E軸)があるとしたときの原子模型

この図の説明は、発散トーラスを組み合わせた楕円双極の理解が必要ですので省略します。

図3

単極誘導の現象は、磁石の近傍を運動する電子磁石を構成する原子核との相互作用ではないかとの仮説を持っています。言わば、単極誘導の現象は、原子力の一種です。単極誘導の現象が圧倒的に微弱なのは、差分だからと考えます。

 

3つの実験

かなり古いですが、実験で示します。

動画1 単極モーター実験8

図4

この実験で上のような特性が得られました。S極とN極の両端ではモーターの回転数は低くて、中央付近が強く回転します。

 


動画3 単極モーター実験4-2

この実験の結果で得られたのは、次です。

図5

この実験の再現は難しいです。それで、図は「W」の形をしています。

図4と比較してわかるのは、図5は、スズメッキ線の反発が電磁誘導によるのが両端で、単極誘導による反発が中央の山だということです。まとめますと、次です。

  • 図5(W型)=単極誘導凸+電磁誘導凹

 

次に、水銀を使った単極モーターです。

動画 4 単極誘導モーター(水銀の渦に乗る磁石)20150601

ネオジム磁石の比重は水銀の比重より小さいです。磁石がないと水銀の渦は出来ません。驚くことに、水銀に浮かべたネオジム磁石は、水銀の渦とともに回転します。

磁石がなければならないのに、渦とともに回転するということは、磁石の何に反応して渦が出来ているかと言うことになります。

つまり、動画2と動画3の結果、単極誘導の現象は、磁石の中心部との反応であって、しかも、磁石は回転運動と力学的に無関係であるという結果です。

磁石は、原子の方向が概ね揃っています。その上で、陽子・中性子・電子とても小さくて、原子内部はほとんど空間(隙間)です。

電子の質量を1として、陽子は約1800、中性子も1800ほどです。つまり、原子の質量の3600分の1だけが電子です。ですから、原子の直径に比べて、質量の99%以上が磁石の中心部にあると見てよいと考えます。

これが実験の結果から考えられることです。だから、磁石は力学的に無視できるということです。これは、仮想的に磁石が単原子のように働いていると言うのではないです。

  • 電磁気的に磁石は単原子として存在する。そして、磁石の近傍を運動する電子との相互作用が単極誘導の現象である。

こう考える以外に、3つの実験結果を合理的に説明することは出来ません。単極誘導の現象は原子力の一種との考えは正しいという結論です。

 

さて、基軸上にあるアとワを図2に適用して、アとワが微妙に異なると考えた場合、発散トーラスを組み合わせた楕円双極は、左右の回転に対して異なる状態を持っているのではないかと考えます。その差分が単極誘導です。

思いつくのはここまでです。

 

フリーエネルギーは差分を大きくすること

差分だから、フリーエネルギーは可能です。左右の回転に違いがあれば、次の実験の延長上にフリーエネルギーの現象はあると考えます。

動画5 単極誘導の実験(水銀による同軸三重反転機構と誘導起電流)2015/03/02

二重反転、あるいは三重反転を制御することによって、差分を大きくすることは可能かと考えます。それが、ヘビサイドが発見したという回転性電磁気エネルギー流だと確信します。

 

図2とそれぞれの実験結果とを詳細に比較して考察する必要は勿論ですが、それ以外の情報が必要かも知れません。何かご存じであれば、ご教示くださいますと有り難いです。

 

追記5/16 本記事の他に、単極モーターに生じる力は、磁束密度に比例するようでもあるけれど、どうも磁石の質量に比例するように感じます。

上の動画3で使った実験装置において、3つの磁石の中央部での生じる力を比較しました。

左からネオジム磁石、アルニコ磁石(小)、アルニコ磁石(大)でして、下がその結果です。

ネオジム磁石について、磁束密度はアルニコ磁石(大)より大きいし、重量は小さい。しかし、生じる力はアルニコ磁石(大)の方が大きいです。

生じる力は、断面の(公称)磁束密度に比例しますが、同時に磁石の質量にも比例していることがわかります。

つまり、電磁気学が示す数式と異なる結果が得られていますし、仮説(原子力の一種)を肯定するものです。磁石の質量は、磁石の重心位置に点として存在すると考えると、これらの特性は納得できます。

ただし、管理人には、この実験には疑義があります。もっと、厳密な検証が必要です。

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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