バーチャル 宇宙論  物理学が抽象になるのは、物と事の区別がついてないから

これまで、管理人は、世界のあらゆる抽象化して行きつつあり、その為、人々の2つある心が乖離し、その結果「病む」ことで人類は自滅すると書いてきました。

事実、過去に数学の難問に挑んで心を病んだ学者がいました。

注)理屈、論理が正確で緻密であることは、そのまま進歩につながる訳ではありません。

しかし、抽象とは何かをうまく言い表すことができません。兎に角、自然科学者である物理学者たちの理論、とりわけ、 宇宙論 はバーチャルになっていることを説明します。

 

ヒトがわかるのは物と事(動き)です。物と事は互いに規定し合う繰り返し、循環です。そして、物と事ではわかる範囲が違います。

ただし、動きとは運動です。

図1 物と事は一つの実体の異なる面

それで、わかる範囲は次図で示します。

図2 事(動き:運動)のわかる範囲は広い

物と事は、必ずとなるのですが、わかる範囲が異なり、かつ、自然科学に物と事の区別はありませんから、素粒子が孤立波(ソリトン)で、物ではないと気づきません。

 

  • 物には量がある
  • 事には質がある
  • 数には、物の量にかかる数と事の質にかかる数がある

管理人が調べた物と事を挙げます。

  • 物は陽子・中性子・電子の3種類だけで、それには長さと質量がある

事(運動)には次があります。

  • 速度、加速度、流速、運動量
    エネルギー
    波、音、波動、孤立波(ソリトン:素粒子)
    電磁波、光子(電磁気現象には疑義あり)
    圧力、熱、温度
    角度、角度から作る時間、
    知識、記憶、情報、統計確率
    エントロピー
    お金 etc
  • 知(情報)と運動は、同じ事

情報(事)を蓄えるには、必ず対応する媒体(物)が必要です。因みに、事は過去です。事は、現在(中今と言う。)を含みません。

時間は過去です。ですから、NHKの時報は、過ぎてからしかわかりません。

図3 「物がわかる」が唯一の現在(中今)

それで、多元宇宙論もビッグバン宇宙論も対応する物(媒体)は、彼らの思っている宇宙ではなくて、理論(事)に対応する物は、彼らの脳そのものです。これが抽象です。

  • 理論の媒体(対応する)は、脳や黒板、あるいは紙やPC

 

過去の記事で、物理学者は唯物主義を捨てたことを書きました。

そのきっかけは、単独で取り出せないクオークを物だと認めたときからだと考えます。それから、理論的に正しい数式物と事より優先しだしたと考えます。

因みに、統計や確率は、事であって、過去です。現在を含みません。ですから、ビッグバン宇宙論において、宇宙の始まりとして、数式にt=0を置いても意味はありません。

 

また、統計や確率も事であって、過去です。例えば、サイコロとは何かという問いがあります。

  • プラスチックで出来た正六面体の各面にくぼみをつけて、それぞれのくぼみに黒い塗料を塗った物
  • 各面に塗った塗料を数に見立て、何度も”振る”ことによって、出た数の統計を取ると、1の目が出る確率は6分の1になる

上が、物であり、下が事です。物と事が揃って、初めて「サイコロとは何か」という問いに「答えた」訳です。

物が粒子とは名付けていますけれども、孤立波(ソリトン)であって、事で過去です。確率の6分の1は、振ってからしかわかりません。

 

ここで、図1には、物と事が確率的に現れる仕組みが含まれていると考えています。うまく、言い表せませんが、確率は、原因ではなくて結果です。

図1は自然が映像であるという仕組みです。

gif1

映像とは、上のような状態です。映像としてわかるのは、物の回転です。

gif2

それに対して、とても小さな領域(図2の左側:10-10m)においては、確率的に現れると考えます。それが実験として「波であり粒子であるという二重性」になると考えます。その現れ方が上の模型です。

波動関数は、観測値とうまく整合がとれているのはわかりますが、映像としての仕組みは、「球が回転している」とするのが正解です。

 

この解釈について、前回の記事で示したことが、まさにこれです。

磁石が現す単極誘導の現象は、電磁気的に、磁石は単原子として振る舞っていると考えざるを得ないのです。力学的特性を探る実験の結果として、原子は、陽子中性子電子が回転する構造を成していると考えざるを得ません。磁石の特性が、gif1を示しているということです。これは我々のいる自然が映像だということの証です。

 

自然科学(電磁気学や量子論)で、単極誘導の現象は理解できません。ファインマンもわからなかったし、現在もわかっていません。

磁場(磁界)が磁石に固定されているか、空間に固定されているかなどの議論は無意味ですし、波動関数による解釈も意味がありません。

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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