一昨年、ヤフオクにてホンダ モンキー(Z50J) を購入。昨年秋にはレストア完了していました。
いろいろやって、エンジンも中華(125cc?)に載せ換え今に至ります。当然、エンジンも購入した直後に全バラして不具合を解消。
ハーネスは、ミニモトのキットバイク用です。まだ、不満はありますが、それなりです。
ただ、ヘッドライトのバルブがよく切れます。調べてみたらヘッドライトはジェネレーターからのACで点灯しています。計っていませんが、多分、走行中はAC20V近くになっている模様です。中華エンジンの発電電圧が高いのが原因のようです。
そこで、配線図を見て、AC→DC供給に切り替えることにしました。テールランプとブレーキは、元々DCが供給されています。ヘッドライトとテールランプ(スモールランプ)の両方をDC供給に切り替えます。
しかし、この配線変更では、イグニッションONと同時にヘッドライトとテールランプが点いてしまいますので、バッテリーに優しくありません。
そこで、Arduino mini Proを使ってヘッドライトディマー?(点灯遅延タイマー)をつくりました。
配線図から該当箇所を抜粋しました。
- 緑の枠は6ピンコネクタ(当方が買ったハンドルスイッチセットには右スイッチボックスはありません。ですから、ライトON,OFFとエンジンカットスイッチのコネクタは、配線をバイパスしてヘッドライトケース内に放置してあった。)
- 6ピンコネクタを介してマイコンによるタイマーを挿入する。元の配線は以下。
- ①黄色:ジェネレーターからのAC
- ②橙色:レクチファイヤからのDC
- ③茶白:ヘッドライトのUP,Downスイッチへ(元々、ACが供給されていた)
- ④茶色:テールランプへ(元々、DCが供給されていた)
①の黄色は不要になります。②の橙(DC)を③の茶白と④の茶へつなげばOKです。今回は、図にあるように②→③④へ行く間にArduino mini Pro(5V) によるタイマーを入れます。
- ②→(+遅延タイマー-)→③④(負荷)
- ↓----FET----↑
遅延タイマーの消費電流は、数十ミリA程度ですから、EFTの両端からとります。3端子レギュレーター(78L05)とFETは手持ちの2sk2698を使いました。FETのデータシートを見ると耐圧は十分ながらドレイン電流DCが15Aですし、オン抵抗が0.35Ωです。バッテリーの充電電圧は、15Vくらいまででしょうから、FETは5w程度の消費で、これが発熱になるかと考えます。密閉したケース内で不安なのでヒートシンクを付けて、その上からシュリンクチューブをかぶせます。放熱出来ませんけれども、仕方ない。回路図は省略します。
できあがったのがこれです。
それで、取り付けた状態が次になります。
なんとか、ヘッドライトケースに納めることができました。長時間での運転はまだですが、遅延タイマーとして機能しています。それで、遅延時間はエンジン始動の手間を考えて40秒に設定しました。プログラム能力は皆無です。それで、Arduino IDE にある例のBlinkをいじっただけです。
- delay(40000UL);には、ULは不要かと、動いていますのでOKとします。
リレーを使うより小さく出来たようです。もう少し小さいArduinoを検索してみましたが、最近の円安で純正品ボードは驚きの価格です。今回の製作もArduino mini Proは在庫品です。
ブログランキングの応援と広告のクリックをお願いします。