宇宙 に働く主な力が斥力だと考えるようになったのはいつ頃だったろう。調べてみたら、弧電磁気論と称していた頃よりあったようです。最初に「斥力」の語を含む記事は2012年2月で、全部で69件あります。改めて「 宇宙 に働く主な力は斥力だ」と言う記事です。
岡潔は山崎弁栄上人の言葉を次のように紹介しています。
- 本当に実在するのは心だけである。自然は心があるために映写される映像に過ぎない。
弧理論では、もう少し詳しくて次になります。
- 自然は別の次元軸からの投影による映像である。
別の次元軸を基軸と言います。ヒトの心は基軸上にありますので、気軸とも言います。映像である自然をM軸と言います。そして、大宇宙の中心は2つあります。
写真1 「地球平面説」を信じる人々に、地球が丸いことを納得させる方法
例えば、地平面(2次元平面)は球体ですから中心は1つありますが、地平面上にありません。
同様に空間( 宇宙 【3次元】)の中心は宇宙空間にありません。何故なら、宇宙空間は曲がっているからです。基軸方向に曲がっています。しかも中心は2つあります。
図1 弧理論による原子模型(陽子・中性子・電子を示し、M軸は曲がっている。)
そして、2つの中心をアとワと言います。M軸をウと呼びます。ウとは渦のウです。もう少し詳しくすると、原子近傍において、空間は基軸方向に曲がっています。言い換えると陽子・中性子・電子は互いに運動せざるを得ないという仕組みを持っています。
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この説明は難しいです。簡単に言うと「原子のウ(渦)は接線方向への斥力」だということです。その意味で、原子の構造は三体問題に帰結します。
図2
注:小さな領域において、離散的かつ確率的に観測されるのは、投影の仕組みによる結果です。
図3 物と事は一つの実体の異なる面
物と事は互いに規定し合う繰り返しです。これが離散的かつ確率的に現れる仕組みです。統計や確率は原理ではなくて結果です。
冒頭に示すように、まず気軸上に心があります。最初にあるのは「働き:はたらき」です。働きの順序を示します。
- 「わかる」という心の働きがある。
- 何がわかるかというと、
- 物がわかる。
- 事がわかる。(動きがわかる)
- この基本的な動きが斥力。
- 斥力は2つの中心であるアとワの間に働く。
「ヒトハアノモノ」ですから、心はアより来ます。それで、心の働きによって物と事がわかります。
事とは動きです。時間の観念を含むと運動です。自然科学で言う運動Pです。そして、動きには速度や加速度、躍度があります。ただし、自然科学には「動き:運動」がありますが、「働き」はありません。
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自然科学において、心は自明であり、何故ヒトは「わかる」のかという疑問もありません。
それで、自然科学者は(自覚なく)自然を時間・空間という模型にしました。このような「働き」がない模型におけるニュートン力学、相対性理論では、「何故すべてが動いているかという現実」を説明できません。
自然科学には、「働き」はありませんので、運動の原因を探さねばなりません。それで、行き着いたのがビッグバン宇宙論ですし、粒子で波動性の二重性をもつものと定義せざるを得なくて量子論に行き着きました。
図4 超ひも理論
それで、これらを統合したのが超ひも理論です。
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まとめます。
大 宇宙 の2つの中心アとワからの斥力によって、M軸上の陽子、中性子、電子に接線方向への斥力が働きます。これが原子の渦を形作っています。(図2)この斥力による接線方向への運動(回転運動:渦)は、原子近傍におけるM軸の基軸方向への歪みと等価です。
動画1 引力と斥力を表面張力で説明
つまり、渦の結果が歪みと観るか、歪みの結果が渦であると観るかの違いです。この(歪みと渦)が(質量と重力)の関係に等しいと考えます。
注:一般相対性理論のモノサシは空間内での光速度ですが、弧理論でのモノサシは基軸(気軸)です。
ただし、M軸上に現れる物と事(斥力による回転運動など)は、すべてアとワの差分です。差分の結果が、電磁力、強弱相互作用、重力です。
それと、物と事がわかるから量的質的に存在しない空間がわかります。
gif1 逆さの渦
冒頭の山崎弁栄上人の言葉をgif1に合わせてもじります。
- 本当に実在するのは水と油である。(境界面と渦)は水と油があるために映写される映像に過ぎない。
境界面と(渦:物と事)の存在がわかるのは、水と油があるからです。これで、物質と運動、空間の関係がわかります。ヒッグス場、ヒッグス粒子など無関係です。
むしろ、般若心経の「色即是空、空即是色」に近いです。「色→物と事 空→空間」
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