ベンジャミン・フルフォード氏は、一般に陰謀論者と認識されています。
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しかしながら、彼の主張は、概ね、正しいように思われます。
例えば、彼は7年以上前から、「アメリカはやがて内戦になって崩壊する。」と述べています。
動画1 古歩道ベンジャミン「米大統領選」 異例続きの大統領選 その裏側を読み解く [モーニングCROSS]
当時は、一笑に付されるものでしかありませんでしたが、2024年の現在、大量の不法移民の流入により、各地で治安が悪化の一途を辿っています。特にアメリカ東西の大都市では殺人や強盗が多く、商店は営業を取りやめることが多くなっています。ドラッグによる荒廃も酷くなっています。
南部、テキサス州においては、国境を開放する連邦政府と対立して、不法移民をバスで聖域都市(不法移民に優しいカリフォルニアやニューヨーク)に送りつけています。
彼の主張がYouTubeのガイドラインに合わないのか、ほとんどの動画が消されています。先日、久々に彼の本を購入したところ、興味深い記事があったのでご紹介します。
- もしトランプが米大統領に復活したら 単行本 – 2024/4/26 ベンジャミン・フルフォード (著)
アメリカが秘匿してきた「科学技術の解禁」p244から引用します。
ディープ・ステートが崩壊することには、これまで述べてきたこと以外にも、大きな利点がある。それは、アメリカが秘匿してきた「科学技術の解禁」だ。
アメリカの科学者たちのコミュニティでは、国家安全を理由に封印されたパテント(特許)が6000以上あるとされる。それらの技術は、ある程度まで実現可能になっていながら、ディープ・ステートが独占するために秘匿されてきた。だがディープ・ステートの崩壊とともに他国にも開放されることになれば、世界の科学は一気に進歩して行くことになり、それと並行して人々の生活も一変することになる。
私がCIA筋から聞いた話では、すでの2パターンの反重力技術が完成しているという。一つは、水銀に特殊やり方で大量の電気エネルギーを加えるというもの。もう一つは、磁石のマイナス極とプラス極をある技術によって合体させて、そこに高出力の電気を流すというもの。これらによって重力が反転する、すなわち反重力状態を発生させることができるという。
この反重力技術が使われているのが、いわゆる「空飛ぶ円盤」で、これが一般公開されれば、
下線は管理人による。
問題は、彼の言うほど簡単ではありません。最低、3つの問題があります。
- 高野誠鮮氏「軍は、科学について現状で良いとは思っていない。宇宙人やUFO(UAP:未確認航空現象)について、研究を続けていて、リバースエンジニアリングによって、反重力によって浮かぶくらいは出来ている。しかし、軍はこれらを公表することはない。あくまで、アメリカの国益(国防)を最優先にしている。」2024年7月16日 変な世界 を見守る
- 反重力技術は、これまでの自然科学の延長上にはない。これまでに蓄積した科学、技術、教育などのすべてを一旦、放棄しなければならない。
- 自然科学には幾つかの問題がある。
本では、世界は多極化すると言います。アメリカは崩壊した後、カナダと連携し、北米共和国を形成するかも知れないと言います。しかし、いずれにしても高野氏の言うとおり、国家安全保障の観点からアメリカの科学技術を開放すると安易に考えることは出来ないと考えます。
もう一つは、反重力技術は自然科学の延長上にないことです。重力は一般相対性理論として認められています。相対性理論においては、正の質量に応じた空間の曲がりがあって、重力があります。ですから負の質量なる何かを生み出さない限りあり得ないことです。相対論は、量子論とともに自然科学における2つの大きな柱です。
例えば、反重力技術が相対性理論と量子論の応用としてある科学技術だと言うならば、あり得るかとも思いますが、絶対値しか議論していない自然科学では無理です。このような科学技術の開放は、自然科学を放棄する覚悟が必要であって、この前提がなければ、解禁するなどもってのほかです。
3つめとして、これまでの考察で明らかなように、自然科学には物と事の区別がありません。また、自然科学者は、”時間とは何か?空間とは何か?”を考えていません。岡潔が述べたように、自然科学の時間空間は自明ではありません。時間空間は簡単な模型であって、自然そのものではありません。
- 2020年9月15日 宇宙 は外のない内であり、総量は保存しない。
- 2024年7月24日 箱庭のような 物理学
- 2024年7月26日 宇宙 は斥力による
引用文にある2つの技術についてです。
- 水銀に特殊なやり方で大量の電気エネルギーを加える
- 磁石のマイナス極とプラス極をある技術によって合体させて、そこに高出力の電気を流す
特徴的なのは、2つの技術のいずれにも電源が含まれていないことです。電源を別途用意する必要があることを示しています。また、水銀を使ったり、磁石(双極)を使っていることはヒントになります。
2013年~2015年頃に行った一連の実験(単極モーターに生じる力学特性)に何処か近いものがあります。
以下は、水銀を用いた単極モーター(三重反転モーター)の動画の一例です。
動画1 単極誘導の実験(水銀による同軸三重反転機構と誘導起電流)2015/03/02
これまでに調べたところによれば、19世紀のいつ頃かにおいて、電磁気学が成立する過程で、当時の金融資本家(JPモルガン)から介入がありました。その際に電磁気学は、非対称性を取り除くために1/4から1/8に削られたと観ています。
図1 ニコラ・テスラもアインシュタインもローレンツ等によって1/4に削られた電磁気学を学んだ
この手紙の8.~10.にある「回転性電磁気エネルギー流」がそれ(非対称性成分)です。
まとめると、マイケル・ファラデーが発見した単極誘導の現象は、電磁気学成立の過程において、取るに足らないもの、存在しないものとして扱われてきましたが、米軍のリバースエンジニアリングによって、実現したとされる反重力技術は、単極誘導の延長線上にあるらしいことがわかってきました。米軍より解禁されるかも知れない科学技術は、自然科学の延長上にはありません。下の写真については、弧電磁気論を参照ください。
写真2 スカウトシップ 自動車で言えば、フォード・モデルT型のようなもの
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