最近、藤原直哉氏の動画を観ます。氏は 文明 の循環を言います。
まず、１）科学者たちによって科学が発達します。次いで、２）資本家たちは、科学を利用して産業を興し文化が発達します。文化は成熟し腐敗します。やがて世界は、混乱の内に制御不能となります。３）この状態を立て直すために軍人が出てきます。
- 科学→資本→軍→科学→･･という三つ巴にある。
- 科学者は、パトロン（金主）である資本家に弱い。
- 資本家は、武力を持つ軍人に弱い。
- 軍人の戦力は、科学者の科学に頼っている。
- 現状：軍産複合体になっているが
- 自然科学は基本的に２０世紀初頭から変わっていない。
藤原直哉氏によれば、現在は、資本家たちが自分たちの都合の良いように推し進めた結果、文化は廃退、絶滅の危機あると言います。
そして、アメリカは資本家たちによって、悉く破壊されて、現在３）の良心派の軍に担がれたトランプたちによって、軍事作戦が行われていると言います。
この文明の形成は、イギリスの産業革命（１８世紀半ば）からです。その基礎は科学（古典物理学）の発達によります。参考（感染症と社会︓歴史から考える）
ソヴィエト連邦の崩壊とベルリンの壁崩壊によって、冷戦構造はなくなり、アメリカ一極の時代が続きましたが、昨今の状況を見るとヨーロッパもアメリカも崩壊の一歩手前です。だからといって、中国の経済状況は最悪です。習近平体制のもと、天文学的な不良債務を整理することなどできません。かといって、ロシアの人口と経済規模からいって、ロシア一極となりません。その他の国はどうなのでしょう。
動画１ 【中国経済が遂に…】習近平さんまでもう少し…中国が日本の不動産を売却し始めたことについて髙橋洋一さんが教えてくれました（虎ノ門ニュース切り抜き）
ところで、ある科学者は現代の科学の基礎となる１．量子力学と２．相対性理論の２つともダメ出しをしています。その上で、基礎からやり直すべきと進言しています。
- たとえば地球の科学者は電子が粒子で、波動性の二重性をもつものと定義せざるを得ない状態にある。彼らは電子は確率波をもつ粒子だということによってこれを正当化させようとしている。これは心で描くことのできない状態であって、そのために進歩の唯一の方法として抽象的な数学に頼らねばならなくなる。正しく眺めれば、基本的な真理は常に簡単で理解が容易なのだ。
- 君たちの科学の急速な進歩に対する根本的な障害の一つは、科学者たちが物質とエネルギーのかんたんな同一性をまだ十分に把握していないことだ。地球の最大の思索家の一人であるアルバート・アインシュタイン教授はずっと以前に物質とエネルギーの同一性を量的に表した数式を発表した。この式は数学的には全く正しいのだけれども、誤った結論に達している。つまり、物質はエネルギーに転換するし、その逆にもなるというが、本当は物質もエネルギーも一つの実体の異なる側面に過ぎない。
２つの点についての考察は、当ブログの大テーマですので、ご興味がありますれば、サイト内を検索ください。ここでは省略します。
藤原直哉氏によれば、アメリカはトランプによる軍事政権下にあると言いますが、（一応）資本主義の社会で軍人が表に出れば、常識ある国民はひきますので、そうはしないと言います。
２０２０年のアメリカ大統領選挙前から注意深く観察していますが、バイデン政権は奇妙なことばかりです。本当に、軍事作戦なのかも知れません。
だとすると、この混乱を収めるにはどうすればよいかが問題です。
崩壊とは、第３次世界大戦です。しかし、管理人は、資本家たちが望む「第３次世界大戦により、人口を１割に減らす」ことは、出来ないと考えています。確か、過去記事に書きましたが「核兵器があるから抑止が働く」のではなくて、「核兵器を使わせてもらえない」のではないかと考えます。核抑止力などウソということです。勿論、もし戦略核を使えば、残った人々が文明を維持するどころか、再生することなどできません。
それで、藤原直哉氏は、日本について、この混乱の状況で、アメリカが軍事作戦であるならば、日本の明治朝政府は終わりだと言います。
- 2024年8月9日 アメリカが秘匿してきた「 科学技術 の解禁」
さりとて、アメリカ軍がリバースエンジニアリングによって開発した科学技術を解禁するとはとても思えません。これらの技術は自然科学の延長上には無いからです。１９世紀のある時点で、自然科学は間違った方向へ進みました。
図１ アインシュタインもニコラ・テスラもルードウィッヒ・ローレンツによって削除された電磁気学を学んだ
やはり、ある科学者が言うように、基礎まで下って再び登る必要があります。物質科学は少なくとも１８世紀初頭まで遡る必要があります。それが、３）軍人の時代から１）科学者の時代への移行のカギであるはずです。
ベンジャミン・フルフォード氏が言うように、世界は多極化するだけで済むはずはありません。同じことの繰り返しです。
追記 及川幸久氏は、イスラエルのネタニヤフ首相の暴走を伝えています。行政トップは資本家の代理人に過ぎません。
動画２ 【速報】戦争開始以来最悪の事態: イスラエル軍がガザの学校爆撃【及川幸久】【Breaking News】
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