自然科学 と弧理論の比較

これまでに、 自然科学 の問題点について考察してきました。参考記事は末尾※↓にあります。 ここで、自然科学と弧理論を比較します。

まずは弧理論からです。

最初に働きがあります。「わかる」という働きと、「がわかる」という働きです。事とは、動きです。動きはというと運動です。運動には速度加速度などがあります。

図1 物と事の現れ方

ここで、物と事は一つの実体の異なる面に過ぎません。物と事は互いに規定し合う繰り返しであり、循環です。物と事は必ず”“となって現れます。例外はありません。

図1のとおり、運動が大きくなるに従って、物は次元を失い(物は希薄になり)ます。これを抽象と言います。ただし、小さな領域においては、物と事は離散的かつ確率的になります。これが量子論として理解されています。

弧理論では、「働き」を”“と言います。気づく、気持ち、気概、気楽、元気の気です。特に「気づかされる」を仏教で言う他力と言います。これが「発見創造」です。


ここで、物と事について、次のようにに置き換えられますし、数には種類があります。

物にはがあり、事にはがあります。

  • 物の量にかかる数
  • 事の質にかかる数

 

次に自然科学です。自然科学者は、次のように考えています。

自然科学 には、物があります。これを物質m(質量)と言います。物質には運動があります。そして、物質が運動する空間があると言います。そして、運動から時間を作ります。直接にはわかりません。質量mと加速度aとFとの関係を次式としました。

  • F=ma

そうして、自然科学者は、自然時間空間と言います。時間空間は、簡単な模型です。自然そのものではありません。これまで、自然科学者は、時間とは何か。空間とは何かをほとんど考えてきませんでした。

 

自然科学には、働きがありません。ですから、人が持つ「わかる」という働きはありませんから、自然科学には遺伝子とかゲノムはありますが、自然科学には「生命とは何か」、あるいは「わかる」とはどういったことかは一切ありません。合わせて、発見や創造という仕組みもありません

時間は運動から作りますから、時間は事の一種です。ですから、 自然科学 には物と事の区別がありません。殊に相対性理論における次式には大きな問題があります。

  • E=mc

自然科学者は、「物質mは、エネルギーEに転換するし、逆にもなる。」と言います。エネルギーと光速度には、いずれも時間を含んでいるので運動の一種です。ですから、Eもcも事です。この数式が原因で、自然科学は物と事を混同してしまいました。

また、自然科学において、運動の原因がありませんので、最初の運動をビッグバン宇宙論に求めようとしています。相対性理論、量子論とともに超ひも理論としてまとめようとしています。

図2 超弦理論-20世紀の2大理論は統合できるのか

※↓参考記事

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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