興味深い動画がありましたのでメモします。
動画1 【秋葉原通り魔、池田小事件、京アニ放火】 無敵の人 にどうやって接すればいいの?精神科医の芳賀先生が教えてくれた
この動画で、 無敵の人 について語っています。
精神科医の芳賀先生は、「人って自分だけで考えていると思考ってグルグル思考というのになってくる。同じことをグルグル考える」と言います。「同じことをグルグル考えていると、どっかで飛躍する」とのこと。そして、何度か飛躍することによって、凶悪事件を起こすことがあると言います。
- グルグル思考 →飛躍 →グルグル思考 →飛躍
この飛躍を天恵と捉える人がいるのとことです。そして、現代において、無敵の人ができてくる原因は、核家族化から始まっていると言います。地域コミュニティの崩壊を経て社会が崩れた結果であるようです。
これまでに、言葉は(物と事の)繰り返しであり循環だと強調してきました。過去記事に”繰り返し”を含む記事は198件、”循環”を含む記事は261件あります。幾つか挙げます。
- 2018年8月9日 自然科学 は還元主義なのに「時間」を用いることによって、循環論になっている
- 2021年7月7日 唯識論 は”繰り返し”になっている。だから間違い。
- 2022年7月20日 物と事は互いに規定しあって成り立つ繰り返し( 循環 )である
- 2024年8月26日 理系の人は100%知っていても、 文系の人 はほぼ知らないし、気づかない
まとめると、人は物事を言葉でわかっているのではないのです。
- 岡潔「情的にわかるというのがなければ、一切は存在しない。」
最初に「情的にわかる」というのがあって、その上に「言葉でわかる」と「意識してわかる」が載っているのです。だから、病的にグルグル思考があるのです。
では、何故、個人的資質、あるいは家庭環境や社会環境によって「グルグル思考・飛躍」が起きるのかというと、ベースにある情緒が希薄だからではないかと考えられます。
岡潔は、【9】 幼な児の世界において、次のように述べています。
生きるということは生き生きすることです。それがどういうことであるか見たければ幼な児を見れば良い。情は濁ってはいけない。また情緒は豊かでなければいけない。
教育はそれを第一の目標とすべきです。でなければ知はよく働かない。意志も有り得ない。意志というのは知が描いた地図の上に、この道を歩こうと決めるようなものだから、地図がぼんやりしていれば意志もぼんやりしてしまう。だから情、知、意の順にうまく行かないのです。その基は情です。
知や意は、情緒の上にあるもので、それは幼い頃に養われねばならないと言います。これが、動画で述べている核家族化によって損なわれているということです。そして、岡潔は続けます。
自分の情を動かす。自分で見極めなければいけない。それをやってほしい。これが知性の教育なんです。知が大事だっていうなら、学校はこれをやらさなければいけないのです。自分で情を動かして、情の目で見極めるということを充分やらさなければいけないのです。どんなにやらしても、やらし過ぎるということはない。
下線は管理人。
ここまで書いて、思うことがあります。家庭環境(生育環境)からして高い教育を受けた人でも基礎となる情が希薄な人が居るらしいということです。
動画2 「次の質問どうぞ」連発・・・河野大臣が陳謝(18/12/15)
河野太郎氏は、コオロギ太郎とも呼ばれています。ドクチン推進でもあります。
この方は、元来、とても素直で自分がなくて、生まれた環境によく(過剰に)適応してきたのではないかと推測します。つまり、環境が悪くて「グルグル思考・飛躍」に陥ることはなかったとしても、(家系として)要求される条件をひたすら鵜呑みにしてきた結果として、(庶民から乖離した)とても傲慢とも思えることを言うのではないかと考えます。
要するに、河野太郎氏の心は、情的に希薄なのではないかということです。
この人が自民党総裁になり、総理大臣になれば一般市民は不幸なのですが、それ以上に、ご自身が不河野太郎な訳です。
ここで、話を変えます。これまでに、発見や創造が起きる仕組みについて度々書いてきました。
人の思考は、言葉による繰り返し循環ですから、外のない内です。これには数学を含みます。
この事実は、言葉を駆使することによって、発見や創造をなし得ることは不可能であることを意味します。
自然科学は、知識、意識の上にありますから、当然のこと自然科学には発見や創造の仕組みがありません。発見や創造は、中今から出てきます。これは仏教で言うところの他力と同じです。
- 2024年9月9日 中今 について(おさらい)
既にわかっていることの中から、「わからない何か」の周辺に近いだろうことを考え続けます。それやこれやに関心を集め続けることで、あるとき、発見が起きます。これが他力です。
経験的に、わからない何かに関心を集め続けるという作業は、既知のことを繰り返し復習する作業です。これは、ほぼグルグル思考です。ただし、岡潔がポアンカレ-の例を引用したとおり、発見は理性的活動なしに起こったことはありません。これが発見という飛躍です。 似てはいますが、まったく異なる作業です。
更に話を変えます。大富豪は漏れなく高学歴です。ところが、河野太郎氏の更に先を行く人達がグローバリスト、ディープ・ステート、ネオコン、シオニストと呼ばれる人達です。
動画2 伊藤貫×吉野敏明対談 ユダヤ人への幻想と選民思想の実際 ユダヤ人との議論から導いた真実
彼らは知性が高く、財力があり地位も権力もあります。しかしながら、人身売買、小児性愛、カニバリズムの噂が多くあります。(多分本当です。)彼らは、知性は高いが矛盾があっても誤魔化して「騙される方が悪い」と嘯うそぶいています。
彼らは、ヒトが持つ「わかる」という働きと順序を知りません。ですから、物と事の意味と価値が反転した悪魔崇拝に至っている場合があるようです。言うなれば、彼らこそ本当の意味で 無敵の人 です。
要は、現代文明の根幹を形作ってきた人たちには、然るべき基礎がなくて“情”が希薄である人たちが多い可能性が高いです。これまた、何度も書いてきましたが、知的で高度な抽象化に耐えられる人も2つある心が乖離することで病むとわかっています。最終的に、これを補うのは信仰心かも知れません。馬鹿とか賢いとかは関係ありません。
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