先般、人類は過度な 抽象化 によって滅びると書きました。
- 2024年5月18日 過度な 抽象化 によって、人類は滅ぶ
このような考えに至った切っ掛けはある科学者の言葉からでした。
たとえば地球の科学者は電子が粒子で、波動性の二重性をもつものと定義せざるを得ない状態にある。彼らは電子は確率波をもつ粒子だということによってこれを正当化させようとしている。これは心で描くことのできない状態であって、そのために進歩の唯一の方法として抽象的な数学に頼らねばならなくなる。
正しく眺めれば、基本的な真理は常に簡単で理解が容易なのだ。
この言葉は、量子力学の問題点を指摘したのですが、同時に次のような意味を含んでいると感じました。
- 自然を科学するに、数学は必要だが、過度に抽象化するのは問題だ。何故ならば、心に描けないのは、致命的だからだ。
ある科学者は、自然科学は複雑になりすぎていて、全体を見渡すことができないと指摘しています。正しく眺めれば、そんな複雑な数学に頼らなくても、多くの人が理解できると解いているとわかりました。
それで、調べてみたら、優秀な数学者の幾人かは精神を病んだことがわかりました。それで、次の記事を書きました。
この頃、彼ら数学者が心を病む理由が明確にはわかりませんでした。どうも、統合失調になるようだとはわかりました。その後、2つある心が乖離するのが原因だと気づきました。
では、なぜ乖離するのかが問題です。それで気づいたのが言葉の性質(本質)です。言葉の性質を決めているのは、物と事の関係にありました。「わかる」という働きは2つあります。順に説明します。
- 物がわかる。※2
- 事がわかる。(動きがわかる)※1
- 物と事に音韻を割り当てる。これが言葉。
- 意味がわかる。
- 価値がわかる。
- 意識してわかる。
数学者の岡潔は、※2を第2の心、情と言いました。これが唯一の現在です。これを中今と言います。後は、すべて過去の記憶に基づきます。また、※1を第1の心と言います。
図1 時にあるのは、中今と過去
上記の3.からが「意識を通して、言葉で言える。」世界です。これには数学を含みます。この「わかる」を理解とか物の理と言います。自然科学には、3.からしかありません。
それで、物と事は互いに規定し合う繰り返し、循環です。だから、言葉も互いに規定合って成り立つ繰り返しになります。
すると、3.以降の「意味がわかる」、「価値がわかる」も繰り返し、反転します。物事と、伴う言葉も繰り返し反転するのですから、人は立場によって、価値も主張も言い方も変わってきます。これがすべての混乱の元です。
物事を過度に抽象化すると、自分も周囲の人も次第に、価値と意味がわからなくなり、混乱します。すると、自分の立場を優位にするために、無理な論法(屁理屈)を用いたりします。周囲から見るとそれは、錯乱であったり、倒錯と見えます。
遂には、自分たちがどちらに向かって、何を言っているのかさえわからなくなります。勿論、世間の人から自分たちがどう見られているのか気づきません。モラル、見識も霧散します。そして、行き着く先が自滅です。
その過程が、「言葉はあるのに意味不明、混乱、錯乱、倒錯、自滅」です。 すべての原因は、物と事の関係にあります。
日本人には、およそ理解できない悪魔崇拝は、理知的思考の産物のように思えます。彼らは馬鹿じゃない、賢いからといって、至高とはほど遠い、真逆です。大脳皮質が疲労して底劣化しています。単純に病んでいます。考え方が不健康です。
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マスコミ、ハリウッド映画やアメリカのTVドラマを観るととても不健康だとわかります。もの凄いバイアスがかかっていて、時に胸クソ悪いですし、時に気持ち悪いです。
動画で弧理論による社会科学を解説しています。動画では、大脳皮質が底劣化する状態を爬虫類脳として解説しています。
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