ポップアップ式 キャンピングシェル の製作とガススプリングの取り付け メモ

2019年、いるかさんによる「DIYをめぐる冒険」チャンネルを見ていたところ、軽トラに乗せるキャンピングシェルを製作されていました。

動画1 10万円台で自作軽トラキャンピングカー①独自新工法!スタイロサンドイッチ工法で軽量化

面白そうなので、スチレンボードを買ってきて模型を作ろうと準備したところで、”そうだ、3Dプリンターのデータ作成に使っているフリーのCADで設計するのも面白い。”と方針を変更しました。

目的は、CADによる設計の通りに製作できるか?です。いるかさんと同じ木の枠組みにスタイロフォームをはめて、ベニヤ板でサンドイッチする工法で設計しました。CADだとミリ単位で設計ができて、組み合わせる際の不具合も事前に確認できます。

保管場所の高さ制限などの条件を考慮して、ポップアップ方式を採用しました。軽トラに乗せた際の様子です。走行時は天井を下げています。

図1 軽トラ キャンピングシェル走行時

次が車庫に保管する際の状態です。

図2 軽トラ キャンピングシェル保管時

建築用の単管パイプ脚にネジ状のジャッキベースを取り付けます。その下にパンクレスタイヤのキャスター?を取り付けます。これで、上げ下げとある程度の移動ができます。

 

これで、終わればよかったのですが、本当に設計どおりできるのか?ということで、製作、組み立ては2020年春でした。設計どおりできることを確認しました。

写真1 完成 ガススプリングを取り付け改良後の車載状態

いるかさんとの違いは、外装にアルミ板をスプレーのりで貼り付けたことです。塩ビ板は伸縮によって、夏場は撓んで、冬場はひび割れるとのことでした。

それから、4年ほど車庫に放置しました。もともとインドア派です。完成時から、何時、どのように廃棄するかを考えていました。チェンソーでぶった切って、不燃物に出そうかと考えていました。

(たぶん)完成時の空重量は160kg~170kgくらいで、屋根の重さは35kgくらいです。これでは、ポップアップは二人がかりですし、危険を伴います。その結果の放置でした。

 

4年後、ポップアップは後部のみとし、ガススプリングでアシストする方式に変更しました。ガススプリングの選定にはガススプリング選定プログラムを使いました。

何度も計算して最終的に採用したのは次です。

図3 ガススプリング取り付け位置

計算結果のスクリーンショットです。

図4 採用した計算値

計算の結果、使えるガススプリングの候補は2つでした。選定結果を見ます。

図5 候補(オーダーNo、品番etc)

採用したのは、左側のものです。選定プログラムによって提供されるガススプリングは、ヒンジ?がボール式ですので、最終的に8ミリ アイコネクタタイプのステンレス製62cm27kgガススプリングを購入しました。(テンポイント社

キャンピングシェル本体が木造ですから、強力なガススプリングは使えません。面で持たせる必要があるため、3ミリ厚のポリカーボネイト板を本体に接着して、タッピングビスで取り付けました。何カ所かミスしましたが、一人片手で持ち上げることができるようになりました。

それと、保管場所の都合でキャスターは取り外しました。今後、移動の必要はありません。

写真2 単管パイプと本体は「長ナット」で連結のうえ、ダブルナットで固定

収穫かご2段とペケ台は安全の為に置いています。コンクリブロック5段で高さは70cmくらいになり、軽トラの荷台の高さに近くなります。

写真3

結局、10cmくらいジャッキアップすれば、乗せたり降ろしたりできます。収穫かごを脇に寄せ、軽トラの後ろのあおりを下げた状態でバックすれば乗せられます。

 

先日、1泊2日で、試乗を兼ねて天橋立へ行きました。その帰りに上記いるかさん宅を訪問。事前に連絡せず失礼なことをしましたが、ご夫妻は暖かくお迎え頂いたうえ、丁寧にご説明頂きました。感謝です。 久しぶりの更新でした。

 

Follow me!

ブログランキングの応援と広告のクリックをお願いします。 にほんブログ村 科学ブログへ  学問・科学ランキング  

Φ について

2010年より研究しています。
カテゴリー: 未分類, 雑感 タグ: , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA