実験の方は進まないのですけれど、このサイトは弧理論の解説ですので、弧理論から見た古典電磁気について書きます。
弧理論によるE軸M軸の基本図形は 図1
のような卍型をしています。 図1を右マンジというならば、左マンジは宇宙図に出てきます。 各部分が直角に交わっているというのは観測者に対して静止していることを示します。 弧理論で扱う原子模型は
図2
のようになります。 90度で交わる箇所は1カ所もありませんので、陽子も中性子も電子もすべて運動Pを持っていることになります。
弧理論の基本形である図1から見た古典電磁気学を図示しますと
のようになります。電磁気現象は、M軸(3次元物理空間)にあり、縦に描いた破線を中心に左右対称、つまり、陽子と電子の電荷は量が同じで極性が反対であるのみで、その他の性質は同じと定義されるわけです。
トム・ベアデンが米国エネルギー省(エネルギー先端研究局)長官に宛てた手紙によれば、1800年代前半までに種々の実験により確かめられた事実を、1860年頃J・C・マクスウェルが(非対称の)20の変数を持つ20の方程式群にまとめ、ヘビサイド、ギブスらがベクトル形式に書き、さらにローレンツが負のエネルギー部分を削除して対称な方程式にしたと記しています。 これらの関係を弧理論の基本図形に書き込むと
M軸の赤い線分が古典電磁気学に相当する部分で、ローレンツが①の部分を削除するとともに、そのころは、よく知られていなかった原子核の陽子・中性子に相当する②の部分は③と対称をなすものと解釈されたようです。 なおかつ、ベクトル形式に表す過程において、ベクトルポテンシャルは数学的な概念として残されたけれど、スカラーポテンシャルは物理的な意味も数学的な意味もないと考えられてきたことになります。
しかし、2000年には実験によってベクトルポテンシャルが物理的意味を持つこと(電子波で見る電磁界分布)が確かめられるとともに、トム・ベアデンはスカラーポテンシャルも物理的意味合いを持つと主張していますし、過去には、ヘビサイドやニコラ・テスラが、空間からエネルギーを取り出せる可能性を見いだしていたと述べています。
トム・ベアデンは、少なくとも①や③の領域を研究しようとしていると考えられます。 管理人は、ベアデンが電子と陽子の非対称性(②≠③)については、まだ考えていないのではないかと思います。 ①の領域が左右2つに分けられるとの考えもないと思われます。
都合、歴史的に見て、図4の①、②、③の部分を削除することによって、古典電磁気学は赤線の部分のみを扱うことになり、数学的に綺麗な今日知られている4つのマクスウェル方程式になったのが、1800年代後半だと思われます。 ですから、弧理論から見た古典電磁気学は全体の1/4以下、1/6~1/8に縮小されたものだといえます。 勿論のこと、トム・ベアデンによれば、金融資本家の介入があって、矮小化されたというのが歴史的流れであった訳です。
ところで、数学者岡潔によれば「自然科学者は、五感で分かる」・・・五感で分からないものはない。 宇宙・自然の姿には、「五感で分からないものが存在するかも知れない」ということを考えたこともない自然科学者は、ほとんど原始人的無知だと述べています。(過去記事やHPを参照してください)
この話しを弧理論に置き換えると、エネルギーは直接捉えることができないから、次元軸として独立して捉え、M軸との位相として扱うことにより、質量や運動P、あるいは種々のポテンシャルの原因が五感で分からないE軸に原因があると考える訳です。 勿論のこと管理人は、「電磁気現象の90度位相がずれて現れる」という特性を用いて五感で分かる現象としてE軸上の何かがM軸に現れると考えているわけです。
E軸上の何かがM軸に現れることで「五感で分かる現象」になる、最も近道がファラデーの単極誘導の現象だと考えています。 何故なら、ファラデーの単極誘導モーターの実験により、単極誘導の現象は「磁石の中心部分(恐らく陽子か中性子)と接点に位置する電子との相互作用」だと思われるからです。 つまり、単極誘導の現象は図3の青と赤にまたがる現象だと考えられるからです。
ブログランキングの応援と広告のクリックをお願いします。