昨日の記事の続きのような話しです。
かなり昔のこと、どこかで読んだ記憶によると、考古学者は出土する鹿の角で作られた釣り針がどのように作られたか分かっていませんでした。 ある研究者が実際に、当時の道具を使って鹿の角を加工して釣り針を作ってみたところ水をつけて擦るとよく削れることに気づきました。実験考古学が発達する切っ掛けだったようです。
そういえば、管理人も子供の頃にレンガの欠片を平らなコンクリート面に擦りつけて削ることでハート形のペンダントを作ったことがあります。当然、擦る面に水をつけていました。なぜ水をつけると旨く削れるのか、水をつけることをいつ知ったのかも記憶にありません。
刃物を研ぐときも砥石に水をつけます。耐水ペーパーも水を使います。金属を切削するときは切削油を使います。バイトの刃先に切削油をつけることで、熱を奪うことは理解できてもバイトの刃先と金属の間に油が入るとよく削れるのかを理解している人はほとんどいないと思います。 管理人もよく分かりません。
同様の例は幾つもあります。 潤滑油(油が入るとなぜなめらかになるのだろうか?)、接着剤、セロハンテープ(選択的に粘着する)、電気分解(常温核融合やHHOブラウンガスもあり?)、トランジスタなどの半導体、細胞膜(選択的に透過)・・・・などです。 そういえば過去に、セロハンを使って浸透圧の実験を行ったことがあります。
結局のところ、物質AとBの接触する点、あるいは面に「何か」が起きるという点においては、すべて同じということになります。 AとBが固体であれ液体であれ、あるいは気体であっても同じことです。
表1
これらの現象はすべて表1の赤い矢印のあたり、物質を構成する原子・分子の間に起きる現象であるということです。 勿論のこと、ファラデーの単極誘導モーターに生じる力も回路に起きなくて「接点」に生じています。
単極誘導モーター 実験1-2
単極誘導モーター 実験3
表1の右端、天文学や宇宙物理のことは、あまり信じられません。(過去記事:天文学には致命的な誤差があるかも知れない)
また、表1の左端、素粒子物理学は、弧理論によれば素粒子は200種あろうが、300種あろうが本質的な問題では無いようです。(弧理論の考え方によれば現象が離散値をとることと関係があります。)
どうも本当に大事なのは「接点」にあるようです。 表1の赤い矢印のあたりの現象だということです。 常識的な結論ですけれど、
図1の赤だけでなく青の領域も入れた「接点」を対象にしていることは言うまでもありません。
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