人は手指の本数である5の倍数10を基本とする数学システム(10進法)を使っています。 管理人はこれまで、弧理論のサイトや当ブログに弧理論の複素数空間はゼータ関数に似ていると書いてきました。ある程度関連性は理解できたのですが、どうも10進法の数学は3次元物理空間に馴染まないことが分かってきました。 つまり、素数といえば暗黙の内に10進法の素数を指しますけれど、宇宙の現象と10進法の素数とは直接の関係がないということです。 角度と素数について理解を深めたいのですが、前段として空間の角度と進数についての考察です。
我々は3次元空間に存在していますが、2次元でも同じですので、いまは2次元平面を等しく分割する場合を考えます。
図は円を等しく分割したものです。最大12分割までを図示し、それぞれに分割数、角度とラジアンを書き入れました。
10分割を基本とした場合を考えます。 10は2と5で割り切れるので、▼印に示した2分割と5分割、それと10分割に対応することができます。 また、△印をつけた4分割(2の2倍)と8分割(2の4倍)にも対応ができます。 次に12分割を基本とした場合では、12は2と3と4と6で割り切れるので、◎印に示した2分割、3分割、4分割と6分割及び12分割に対応できます。 また、※印を付けた8分割(2の4倍)と9分割(3の3倍)、それと10分割(2の5倍)に対応できます。つまり、空間を等しく分割するには、10を基本とした分割より、12を基本とした分割の方が多くの場合に対応できるということです。
ですから、素数の性質が宇宙の現象と何らかの関係があるとしても、10進法による素数は対応する現象と適合する場合が少なく、12進法による素数の方が宇宙の現象に適合する場合の方がより多いだろうということです。
これまでの所、物理現象は整数であることと物理現象は2πより360度に馴染むことは分かってきました。また、上記のように角度に12進法を用いた方が有用らしいことが分かりました。 上記の表と
水素の波動関数や
雪の結晶を見比べれば12を基本とした分割の方がより自然に馴染むことが理解できると思います。 また、方位(方角)・角度から派生して季節(年月)と時刻が12を基礎にした体系ができたのは当然のことと思います。
ところで、10進法の数学システムを使用する人間が空間を等しく分割する際に12分割を基本とする角度(360度)を利用しているのはなぜなのでしょうか。いつから?誰が始めたのでしょうか? 1ダースが12というのはいつからでしょうか? いつも引用する、ある科学者の言うように12進法の数学システムを用いるべきだという意見は尤もだと思います。 (管理人は「12進法による素数列をゼータ関数に適用することによって原子のエネルギー準位を旨く説明できるだろう」と予想しています。どなたか取り組んで頂けたら有り難いです。)
ブログランキングの応援と広告のクリックをお願いします。