前回の記事において、我々は幾世代もお金:通貨への執着・欲求を持ち続けてきたことを書きました。 そのような特定の行動原理の強化を続けることによって、エリートキツネと同様の進化を自らに施していることになります。その結果、我々は世界を危険な状態に陥れているのだということに気づくべきです。
自転車は200年ほど前にドイツで発明されました。
自転車は、世界中で生産され買い物に、通勤に、スポーツに使われ続けてきました。管理人の生活圏において自転車に乗れない人はいませんけれど、日本における自転車の普及の歴史は1890年以降のことですから、120年ほど前のことです。
前回の記事でのエリートキツネの例を参考にして考えると、「生まれながらに自転車に乗ることが出来る資質を持った人」の比率はわずかでしょう。 自転車が普及しだしてからの歴史が浅いからです。 仮に、人々がこれからも自転車を利用する日常が1000年間続いたとしても、人々の生活を脅かす事態にはならないと考えられます。 何故なら、自転車の人への動機付けは小脳の部分に強化されると考えられるからです。
では、お金:通貨への人々の執着・欲求は脳のどの部位に強化をもたらすのでしょうか? 昨日の記事で書きましたけれど、管理人は、おそらくは大脳辺縁系だと考えています。 お金:通貨は確かに数字であり、理知的な行動を支配する大脳新皮質の活動によるところが大きいのですけれど、お金:通貨への執着はむしろ「性欲・睡眠・食欲」など動物が持つ基本的な欲求に近いものだと思うからです。 このような動物的な欲望や欲求は間脳に関係するとされています。 要するにお金:通貨への執着・欲求は性欲・睡眠・食欲・権力欲など人の動物的な欲求を満たす代替えだということです。 現に人は生活に必要な「性欲・睡眠・食欲など」を得るためにはお金が必要だと理解して、お金取得のために「自らの有限な時間を労働に割く」のですから当然のことです。
大事なことは、お金:通貨への執着・欲求の結果がより動物的な行動を司る大脳辺縁系に「行動原理の強化」を促しており、その結果「生まれながらに犯罪者となる」資質を持った人が、世代交代するごとに増加するという大変危険な状況に陥っているということです。(小さな脳・爬虫類脳) しかも、全体として危険性を明確に意識している人が大変少ない状態です。 小さな脳を持つ両替屋(国際金融資本家)たちが自ら軌道修正するなどと期待できようはずはありません。 何とか軌道を修正するよう行動を始めるべきだというのが管理人の意見ですし、具体的な方法を書いたのが前回の記事だということです。
上記の説明での補足です。 管理人は脳が人の精神の中枢だとは考えていません。脳は精神の中枢へのコネクタだと思います。五感の接続点が各大脳皮質や間脳、小脳あるいは各器官だということです。
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